日記#44

先週の土曜の夜、サザナミスズメのオスがベランダに来るのをずっと待っていたら、いつの間にか寝てしまった。

気がつくと、午前3時くらいで、付けっぱなしのテレビでは、ラブソングの総集編をやっていたのだった。吃音症の女の子と物語ということで、興味はあったけど、見たのは初めてだった。

その頃、物語はもう佳境で、女の子が先生に恋をしていて、先生も好きっぽいけど煮えきらない、もう一人若い男の子が女の子をとても好きらしい、そういうシンプルな三角関係は断片的に観ただけでも理解できた。

吃音に加え、声帯を取らねばならない危機が最終回直前に予告され、どうなるのよ、というところで総集編は終わった。

続きがどうしても気になったので、最終回だけはリアルタイムで観た。視聴率が最低だとかでひどく騒がれていたけれど、断片的に観ていた私にとっては、筋もものすごくシンプルでわかりやすくて、よかったと思う。

特に最後の場面の、中年男性の悲哀なんかが、美男と美女の綺麗な恋物語という感じじゃなくてよかった。

ちなみに、サザナミスズメは、もう明け方の3時頃にベランダへブンブン羽音を立てながら集まったきたのでした。

 

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