10月頭に台湾出張があった。ちょうど去年の同じ時期の出張では、体調をひどく崩した。以降、体調を常に最高の状態に維持しようと決意した出来事であった。今回の台湾出張は、これまでの中で一番コンディションを高く保てた。食事も、気候も随分と違うけれど、これまでの経験に対する対策が奏功してきた。
台湾では、落合陽一さんの日本再興戦略とデジタルネイチャー、あとカズオ・イシグロの日の名残りを読んだ。積ん読が処理できて大変清々しい。日の名残りは過去の後悔に対する物語である一方、落合さんの書籍ではどのように未来を作るのかと決意が表明されている。本の行間で、ここ数年の自分の行いを省察し、未来をどのように描くか考えられ、実りが多かった。
23日には、科研の申請書を提出して、その足でAREシンポジウムへ参加した。目的は、落合さんの発表であったが、その他にも勢いのある学生の発表を聞けてよかった。