R2卯月第2週〜皐月第2週

雑感 時系列

いよいよ感染拡大の食い止めが困難な様相。もういつ在宅勤務になってもいいように準備を進めているのだけど、なかなか職場にそういう雰囲気はない。虫の世話とウェットの実験だけは出勤しないとできないけれど、簡単な解析や書類作りくらいであれば家でも十分である。

予期はしていたとおりCovid-19影響で職場の在宅勤務が始まった。加えて息子も保育園自粛となり、一家揃って篭城生活となった。週に1日、どうしても職場でないと世話の出来ない虫の維持のみ出勤し、それ以外は私が代表してスーパーの買い出しを担当した。もっとも困ることの一つは、遊び盛りの幼児を大人しく家に留めておくこと。体を動かしたい盛りだが、集合住宅の狭い部屋では物理的にも、近所迷惑を考えても難しい。その上、大人は各自の仕事があるから、一人で遊んでいて欲しい。すると、どうしてもテレビや動画の視聴時間が長くなってしまう。子供は静かになるので、大人としてはありがたい反面、娯楽としては受動的になりすぎるきらいがある。

私が研究のやり方も研究における教育についても勝手に尊敬している海外のPIが、自宅待機中の研究員に対し、「たとえ研究が計画の数%しか終わらなかったとしても、それは素晴らしいことだし。もし、映画やテレビの視聴に耽ってしまったとしても、それでも良い。世界には、未曾有の状況に対して、自宅待機中も8時間の労働が出来なければ恥ずべきことである、というような正反対の哲学を持つPIもいるが、私はそれを求めない(意訳、原文はもっとずっと素晴らしい)」と表明していて、心底感動した。未知の状況において、不安を和らげ示すべき道を提示する、真のリーダーシップをみた。

GW中は家で本棚を作った。昔から、本に囲まれて暮らしたいと思っていたので、壁を一面棚にした。通販であっても、材木を欲しいサイズに切って届けてくれるサービスがある。2×6と1×8のSPFを組み合わせて作った。通販で買った材は少しだけ高いが、昔ホームセンターで買ったものより曲がりやねじれが少ないような気がする。

慣れないことの連続だったが、ようやく在宅期間中の仕事と家庭の均衡がとれていたように思う。あっという間の1ヶ月であった。そろそろ解禁も近い。

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