9月のから子供とVIVITA東葛のWEEED ROBOT CHALLENGEという草刈りロボットを作る企画に参加している。今週末は、ちょうどそれのコンテストだった。そもそも、小学生高学年以上対象の企画なので対象外なのだけど、親同伴なら良いということで参加を決めたのだった。
大会のルールとか目標はざっくりいうと、
- 基本のクローラーロボットをベースに作る
- ベース以外は30 x 30 cm以内で改造ok
- 坂道や悪路を安定して走行する (指定されたポイントを通過して得点をたくさん取る)
という感じ。
年齢的に、子供一人では到底ロボットは作れない。しかし、親が本気を出しすぎてしまうのも微妙である。立ち位置を探りつつ、わたしは、1) 子供が自由な発想で作れるようサポートする、2) 自分のスキル向上のために、大会とは関係ないところで好きなようにやる、ことにした。
1) 子供が自由な発想で作れるようサポートする
本当の自由というのは、余程の想像性がないと謳歌できないものである。だから子供が自由に発想できる程度の制約をもうける必要がある。うちの子供が自由にできる程度というと、普段遊んでいるLEGOくらいが適切なんではと考えた。というわけで、基本のロボットにLEGOで装飾できるようにして、あとは自由にやらせる。
2) 大会とは関係ないところで好きなようにやる
大会本番では、近藤科学から出ているmd-1というスピードコントローラーとmc-8というリモコンを使って操縦する。これはロボット製作の会場でしか借りられないので、家で操縦の練習をするには別途リモコンが必要である。しかし、この近藤科学の一式を揃えるとすると結構高い。プロでもないのでちょっと手が出ない。そこで、自作でリモコンが作れないかと考えた。昔、ソレノイドバルブで空気の流量制御をした行動解析装置を作ろうとしたことがあり、arduino unoが家のどこかに眠っている。調べてみるとDCコントローラーとBluetoothの受信機はAmazonで1000円くらいで揃えられそうだし、リモコンには昔使っていたスマホが使えそうである。これを組み合わせればできそうだと思った。しかし、この日記投稿現在、この試みはうまくいっていない。
今のところ、シリアル制御で発信機から飛ばした情報をBluetoothで受信させて、モーターを動かすところまではできた。しかし、2つあるモーターを両方同時に動かせない。また、2つある入力を切り替えることで正転、逆転制御できるはずなのに、それができない。
結局、コンテスト期日まで完成させられなかったのだけど、自分自身のスキル向上にはずいぶん役に立った。今ならば以前挫折した、行動解析装置も作れそうである。
ライフロングキンダーガーデン
わたしは、学びというのを遊びの延長線上にできたらいいという考えを常々もっている。それは、子供がおもちゃ遊びをする時にいろいろ組み合わせながら、ルールややり方を覚えていくライフロングキンダーガーデンと通ずるものがある。
別の言い方で、自身のコンプレックスでもあるのだけど、泥縄式勉強法というのも未だにすごく大事だと思っている。すなわち、何か問題に出くわしたときに、その場しのぎでいろいろ勉強をしたり工夫を凝らして、乗り越える過程で学ぶというやり方である。これの欠点は、必ずしも体系的に学べないというところにある。一方、利点は簡単には忘れないし、すぐに使えるスキルになるところである。
そういう意味で、今回のチャレンジ参加は子供も大人もよく学べたし、自分の関わりたいことの原点に回帰できてとても良かった。