本日の英会話の内容は,アメリカで問題になっている,薬物依存で生まれてくる赤ちゃんであった。母親が薬物依存の場合,子供も同じく依存症になってしまう。それ自体も問題だが, DNAに不可逆な変異を与えてしまうので,何世代にもわたって深刻な障害が残る可能性があるという。
母子の薬物依存は,特にアメリカやイギリスなど白人社会で多いらしく,薬物の入手元は医師らしい。痛みや不安から逃れるため,鎮痛剤として処方された薬を長期にわたって摂取してしまい,依存症になってしまうのだとか。英語の先生は,高い薬を売りたい製薬会社が販売し,同様の思惑で医師が処方し,医師を信じる患者が依存症に陥る構造になっていると考察していたけれど(道端で薬物を入手するような明らかに違法なケースとは少し違う)。
そのような立場から考えてみると,先日,トヨタ初の白人女性のエグゼクティブが違法薬物所持で辞任した件も見え方が変わってくる。医療上必要なのだから,日本で違法でもしょうがないじゃないかと思っていたけれど,もしかしたら当の役員も多少の依存症の傾向があったのでは。全くわからないし,追求の必要もないと思うけれど。
ちなみに,件の鎮痛剤であるオキシコドンのようなオピオイド系鎮痛剤は,全世界の80%がアメリカで消費されているとか。