昨年は葉月で更新ストップとなりました。新年度辺りでブログを書き始めて、夏頃ペースが鈍化し、秋頃ポストが止まり、翌新年に再開する流れが、ここ5年くらい出来ている。昨年から今年もその流れ。今年こそはもう少し更新したいです。でも、各方面に待たせてる案件があったりすると、申し訳なくてブログとかは尻込みしてします。
昨年を振り返る
昨年は、きちんとやりたいことに時間を割くことを意識して過ごせた1年だった。重要度が低いが、緊急性の高いタスクに忙殺されやすいが、そう言った仕事は適度に手を抜いたり、サボったりできた。今でも、先達の皆さんには真面目に取り組みすぎと言われそうだけど。今年は昨年の仕事を花開かせられる1年にしたい。
年末年始TODO-list
年末年始は出かけられないので、いくつかのTODOを決めて一つ一つこなした。
- 年賀状作成
- ローテーブルを作る(板をオイルフィニッシュにして、鉄脚をつける)
- ねじまき鳥クロニクルを読む
- 査読する(revisionで出したがのちにreject)
- 論文を投稿する
- マイナポイント を申請する
査読と論文投稿は結局1月中旬までずれ込んだが、なんとかできた。マイナポイントはFelicaの読み込みトラブルで、まだできてない。カードの読み取りも大変だし、いろいろ制度が難解。
ねじまき鳥クロニクル読了
ずっと読みたいと思っていた、ねじまき鳥クロニクルを読むことができた。これだけで、よい年始だったと言える。
どれが何のメタファーで、どこからどこまでが実世界で、どこからが精神世界か。過去か、現在か。あるいは誰の視点か、というのが、織り交ぜて綴られて、これを面白いと思えたことと、そう思えるほどに読書力が鍛えられたことを嬉しく思う。
小ばなしとして。恥ずかしながら、この本のこと、私はねじまき島クロニクルだと思っていた。てっきり、島をめぐる冒険譚なのかと勘違いしていた。この本は妻の所有物だったので、貸して欲しい旨伝えた時にも、ねじまき島でちゃんと伝わったし、訂正もされなかった。
でも、ねじまき鳥が鳴かなければ世界のねじも巻かれないし、あるいは、その声を聞いた人が、ゼンマイ仕掛けのおもちゃのごとく、数奇な(多くの場合、不幸な)運命へと香箱のバネが伸びきるまで歩みを止められなくなることもない。第一、島だったら鳴かないし。読んだあとだから言えることは、この本は、ねじまき鳥の本であって、ねじまき島というふうには、けっして間違ってはいけないということです。